赤ちゃんがどこに行くにもついてきて、ゆっくりトイレにも行けないという悩みをお持ちのママも多いのではないでしょうか。
産まれて自分で身動きの取れなかった赤ちゃんが、寝返りをし、あっという間にハイハイが始まったと思ったら、ひどい後追いが始まって、掃除も洗濯もままならない。
こんな後追いいつまでつづくの?
今日は赤ちゃんの後追いについて考えてきましょう。
後追いがひどすぎてイライラする・・・このグズグズ一体なに?
赤ちゃんの後追いは、目の前にいたママがいなくなってもすぐに戻ってくるということが理解できないので、不安で泣き出す現象です。
『物の永続性』というのですが、私たちは今いた人が物陰に隠れたとしても、そこに人がいるということが分かりますが、赤ちゃんにはそれが理解できていないのです。
そのために不安になって泣き出し、ママ後をついて回るというのが後追いです。
急に姿が見えなくなると不安になってますます泣くので、その場を離れるときは、「すぐ戻るからね」など声をかけて動くようにし、何度も繰り返して理解させてあげると良いでしょう。
赤ちゃんの後追いはいつまで続くのか。
こんなにグズグズ泣かれていては、家のことが何もできないよ・・・と、途方に暮れてしまいますよね。
やることは沢山あるのですから、一日中そこにいてあげることは実質不可能です。
赤ちゃんの後追いは、個人差が大きいですが、大体9か月ぐらいからと言われています。
早い子はもっと前、6,7か月ぐらいから始まります。
大体寝返りをして、人見知りが始まり、ハイハイが出来ると後追いが始まります。
成長過程の一つですが、あまりにひどいと少し大変に感じてしまいますね。
ピークは9~11か月ごろで、一歳過ぎたあたりから落ち着き始め、一歳半には落ち着くというのが一般的な過程です。
これも落ち着く時期は個人差が大きいです。
我が家の上の子は、人見知りも激しかったですが後追いも激しかったです。
抱っこひもで抱っこしたりおんぶしたりして乗り切ったのを覚えています。
後追いが収まってくる時期は、いろいろな成長過程が一気に来る時期でもあって、歩き始め、物の永続性を理解し、一人遊びができるようになり、人見知りも一段落してくる時期です。
歩き始めると、自分で行けるところが増えるので、ママ以外にも興味が向き始めます。
好奇心が旺盛になり、興味の対象が増えます。
その頃にはもう後追いも収まりつつあるので、ずいぶん楽になりますよ。
赤ちゃんの後追いの対策は?
赤ちゃんの後追いが始まると、家のことが進まなくなり悩んでしまいますね。
ほおっておくわけにもいかないし・・・。
そこで、あまりストレスをためずにいられる対策はないのか調べてきましたので、私も実際やってみたことを思い出しながら書いていきますね。
1.おんぶや抱っこをしながら家事をする
まずおんぶや抱っこをして家事を進めてしまうという方法です。
私は上の子の時は、とてもたくさんおんぶしました。
おんぶしている間に、洗濯、掃除などを済ませていました。
これだけでも随分ストレスが減りましたよ。
おんぶして洗濯を干しながら、「今日は天気がいいね、後でお散歩行こうね」などと、沢山話しかけていました。
足元をハイハイで泣きながら追われるよりずっと良かったので、おんぶはおすすめです。
2.赤ちゃんの視界から消えないようにする
次は、部屋のドアを開けっぱなしにして、視界から消えないようにする方法です。
ママが見えなくて不安で泣くのですから、ドアが開いていてママが見えていれば、そこまでは激しく泣くこともありません。
近づいてきてほしくないときは、椅子に座らせておく、おもちゃを与えておくなども有効です。
ドアを開けておけば、顔も見えるし、話しかけながら家事を進められるので、赤ちゃんも安心できます。
トイレなどにも追ってきますから困ってしまいますが、「トイレに行くから待っててね」と声掛けをする、最終手段はドアを開けっぱなしで、声をかけながら急いで済ませるなどしてみてください。
案外、ドアを開けっぱなしというのはみんなが通ってくる道です。
ただ、この時期の赤ちゃんは好奇心が旺盛ですから、誤飲、転倒などには十分注意してくださいね。
まとめ
赤ちゃんの後追いの対処法は、赤ちゃんが満足するまでそばにいるということなのですが、毎日の生活の中ではまず無理なことです。
やらなければいけない家事を最低限すませておけばいいや、完ぺきにしなくてもいいやと気楽に構えて、少し空いた時間はあかちゃんと遊ぶ時間に当てみてください。
毎日毎日後追いされると、終わりのないトンネルをくぐっているように思えますが、過ぎてみたらあっというまです。
あそこまで必要とされることはこの先なかなかありませんから、是非堪能しておいてくださいね。