台風は雨だけでなく、強風も伴います。
雨戸を閉め、万が一に備えてガラスが飛び散らないよう備えている人も多いでしょう。
そんな時に気になるのが近所の猫ちゃんたちです。
猫を飼っていなくとも、猫好きな人にとっては近所の猫はもはやお友達です。
毎朝、挨拶を交わす猫ちゃんたちが台風で飛ばされないかどうか心配になっている方もいると思いますので、少しでも不安が解消するよう台風のときに猫はどうしているのか?
また、野良猫ちゃんたちの寝床確保などをする時にはどうしたら良いかというのをまとめていきますね。
目次
猫は本能的に安全な場所に避難するので大丈夫!
野良猫というのは基本的に、縄張りのなかで生活しています。
また、自然の本能で台風が過ぎ去るまでは安全な場所へと避難しているので、飛ばされてしまうといったことはほとんどありません。
これは猫だけではなく、すずめや鹿などの野生動物は同じです。
天気が悪くなると、いつも見かける野良猫が見当たらなくなるというのはよくあることですね。
彼等が身をひそめるのは、車の下や縁側、公営住宅の階段などさまざまです。
しかし、母親と離れてしまった子猫などはパニック状態になり避難先が上手く見つからないと強風で飛ばされることもあります。
出来れば家の中に入れてあげたいですが、無理な場合は段ボールなどを用意し、雨風がしのげるようにしてあげると安心ですね。
台風のときに気をつけたい猫ちゃんの病気
台風がくると気圧の変化で病気にかかってしまうことがあります。
人間でも体がだるくなったり、むくみや頭痛などに悩まされる方はいますが、実はそれは猫も同じなのです。
既に関節を痛めている猫は、痛みが増すことがあるので元気がないと思ったら注意してみてあげてください。
低気圧のせいで酸素を送る血液の流れがいつもより悪くなると、最低限の力しか出そうとしないため、よく眠るようになります。
また、腎臓に疾患がある猫も要注意です。
血管が膨張することで、腎臓が悪い猫は体調変化が起こりやすくなるのです。
嘔吐が続いたあとは、多めに水分を与えることで症状は良くなりますが、気圧変化で体調が悪くなるようだったら、獣医師さんにも相談しておくと良いですよ。
台風が長引きそうなときに作ってあげたい野良猫の避難先
懐いている野良猫ちゃんたちを、台風の雨風からしのいであげたいと思っている方のために、避難先の作りかたをご紹介しようと思います。
まずは広めの段ボールを用意します。
そこに猫砂を入れた小さめの段ボールも入れてあげると排泄も出来るので良いですよ。
あとは水とキャットフードがあれば十分です。
猫は、台風がきている間はだいたいがじっとしているので、雨風をしのげるだけで大丈夫なのです。
飛ばされることがないよう、周りを固定するか重しを入れてあげてください。
台風の日は飼い猫でも注意!
普段とは違う様子に好奇心旺盛な猫ちゃんだと、外の様子にくぎ付けなんてこともあります。
ですが、雷や強風などにびっくりしてパニックになってしまうことも。
猫ちゃんの性格にもよりますが、怖がってベッドの下などに隠れて出てこなくなる子もいます。
そんな時に気を付けたいのが、びっくりして外に出てしまうことです。
不用意に玄関の扉を開けたりしないよう、気を付けましょう。
こういった事は実際に多くあるので、十分に注意してくださいね。
また、猫はとても繊細な生き物であり、いつもと同じ状態に戻るのに数日かかります。
飼い主の方は猫ちゃんが安心して過ごせるよう、暗く狭い場所を用意するなどして不安を取り除いてあげましょうね。
キャリーなどがおすすめですよ。
食欲がなくなってしまった時のために、「チャオ ちゅ~る」などを保存食として購入しておくと水分も同時に摂取できるので、良いですよ。
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