台風が来ると、大きな物音や急な停電などで飼い猫が怖がることがあります。
こういった時に心配なのが食欲不振です。
また、低気圧のせいで具合が悪くなってしまうこともあるので、飼い主としては心配になってしまいますよね。
猫は繊細な生き物で、台風が去ってもいつもと同じ状態に戻るのには時間がかかります。
なるべく安心していつもと同じように過ごすためには、どうしたら良いのでしょうか?
対策と対処法をご紹介していこうと思います。
台風を怖がる猫を安心させるには?
暗くて狭い場所を用意してあげるのは、とても大事です。
机の下や棚の下に潜ったまま出て来なくなってしまう猫ちゃんもいると思いますが、キャリーなどを用意してあげると様子も確認しやすいので良いですよ。
もちろん、飼い主さんが抱っこしてあげるのも良いですし、不安を取り除いてあげてくださいね。
そして、物音をあまり立てないように生活することも大事です。
ドアの開け閉めはいつもより静かにし、物を落とさないようにするなど大きな音を立てないように気をつけましょう。
猫はいつもと違う状況に対して、過敏に反応します。
突然、狂暴になったりもするので怒らずに優しくしてあげましょう。
台風の日に気を付けたい猫の症状は?
猫が怖がっているときに陥りやすい体調不良があります。
食欲不振やおしっこが出なくなるなどの症状が代表的ですが、ひどい場合は嘔吐や血便などをすることもあるのです。
これは、気圧の変化でいつもりもパワーが出ないために起こるもので、腎臓に疾患がある猫ちゃんは特に気を付けたい問題です。
普段のご飯がドライフードなら、いつもより少な目にしてお湯などでふやかしてからあげましょう。
「チャオ ちゅ~る」などのペースト状のものは同時に水分補給ができるので、予め購入しておくと良いですよ。
いつでも新鮮な水が飲めるようにしておく事も大事ですね。
震えなどの症状が出る場合は、優しく撫でてあげてくださいね。
夜もなるべく一緒に寝てあげるなど、猫が安心できる状況をつくるのが大事です。
猫がパニック状態のときは特に注意が必要
突然、雷が落ちたり停電になってしまうと、猫がパニックに陥ってしまうことがあります。
そんな時に不用意に窓や玄関を開けてしまうと、猫が飛び出してしまう可能性があるのです。
これは、よくある事件でそのまま行方不明になってしまう猫ちゃんは多いので気を付けてくださいね。
台風のときに外に出てしまうと、事故にも合いやすいですしパニックを起こしているので見つけても確保するのが難しくなることもあります。
怖がりな猫ちゃんはパニック状態に陥りやすいので、いつもより注意深く様子をみてあげることが大事ですね。
そして、お子さんがいるご家庭では子供が興奮したときの声などにも反応しますので、抱っこするなどして落ち着かせてあげましょう。
また、体調不良の場合は台風が過ぎてから獣医さんの元へ向かいましょう。
まとめ~台風の日は猫ちゃんの様子に注意!~
夏が近づくにつれ、台風も多くなると思いますが猫がいる家庭ではいつもより注意深く様子を見てあげた方が良いでしょう。
猫は人間よりも感覚が優れた生き物で、とても繊細です。
気圧の変化で心臓から体内に酸素を送る血液循環にも影響を及ぼすので、いつもより大人しくなっていたら注意が必要です。
大事な家族なので、なるべく刺激しないよう生活面でも気を付けたいですね。
そして、長引いたときのためにまずはご家庭にも緊急用の備えをしておいてくださいね。
台風はいずれ去りますので、まずは飼い主さんが落ち着いた行動をするようにしてください。
もし余裕があるようであれば、台風に備えて買い出しに行けると良いですね。