女性はそれぞれの周期で生理が始まるため、大晦日や三が日にかけて生理がかぶってしまうということもありますよね。
お正月に生理がかぶるのは縁起がいい、反対にお正月に生理がかぶると縁起が悪いとどちらも耳にしたことがあるかと思います。
また生理中の初詣などで神社ではお寺の参拝は控えた方がいいという話も聞いたことがありますがなぜなのでしょうか。
そこで今回は生理中の初詣はマナー違反になるのか、また生理中に初詣に行く時に気をつけることについて紹介していきます。
お正月の生理は縁起が悪い?
実際に元旦などお正月に生理がかぶってしまうのは縁起が悪いということは全くありません。
ただ女性の多くがかぶってほしくなかったと考え、「運が悪い」から「縁起が悪い」と言われるようになったのではないでしょうか。
お正月は仕事も休みで、温泉に行く予定をしていたり、義実家への泊まりの予定があったり、たくさん美味しいものを食べたりたくさん飲んだりしようとしていても、生理になってしまうと精神面や体力面で支障が出てきてしまうこともありますよね。
できればこのような時には生理とかぶりたくないと考えていても、かぶってしまったことから「運が悪い」と考え「縁起が悪い」と言われるようになったのでしょう。
生理中に初詣に行くのはマナー違反?
生理中は神社やお寺に参拝するのはタブーということを聞いたことはありませんか。
実際には生理中でも気にせずに初詣にも行かれている方もいるかと思いますが実際のところはどうなのでしょうか。
生理中の参拝は避けるべきと言われている理由があります。
・生理中の経血は邪悪不潔なものと考えられている
昔は『血は穢れ』という考えがあり、生理中の経血を邪悪なものや不潔なものと考え、生理中の女性を非神聖なものとする考えがありました。
その考えが現代にも残っていると言われています。
神社やお寺など神聖な場所には、 清潔な体で清潔な下着・服を身につけてお参りするのがマナーとされています。
そのため、不浄のものを身にまといお参りするのは神様に失礼にあたることから、生理中の参拝は遠慮すべきといい伝えられてきたようです。
・生理中は精神的に不安定で邪気がつきやすい
女性の生理は体内の不要物が排出される浄化の時と言われています。
体の浄化を測ると精神の浄化へと繋がり、浄化の時は純粋な状態になるため、一時的に精神的に不安定になると言われています。
この精神的に弱った時は健康状態を崩してしまったり、邪気のつきやすい状況となっています。
生理中の女性は生理痛や偏頭痛・貧血などで万全な体ではありません。
このようなことから心も体も調子がいい時に神様にお祈りをしようという考えがあるようです。
ですが、この生理中に初詣に行くというのはマナー違反になるわけではありません。
全国の神社やお寺で、生理中の参拝を禁止しているところはありません。
ですが、生理中は体調の優れない状態の方もいるためそのような方は無理をして参拝するのではなく、体調が落ち着いた頃に参拝した方が良いのではという生活の知恵と考えておくと良いでしょう。
また、生理中にはお参りしてはいけないということや、生理中に参拝すると運気が下がるということはありません。
そのため生理中でも体調も良く、参拝をするのに体力的にも大丈夫なのであれば気にすることなく参拝しても大丈夫ですよ。
生理中に参拝する時に気をつけたいことは?
生理中の方が初詣へ行かれる時の注意点を紹介していきます。
- 初詣の時期は寒い時期でもあるため、体調が悪くならないように暖かい格好をしていきましょう。
- 階段を上ったりしなければいけないところや、携帯まで歩く距離が長いと言う場所では、 はいていく靴も気をつけて行きましょう。
- 生理中でも体調のいい日や体調のいい時間帯に行くようにし、無理をしないようにしましょう。
- 生理中でトイレのことを気にするかもしれませんが、神社やお寺のトイレはあてにすることなく、 お参りの前に済ませておくようにしましょう。
まとめ
生理中の初詣では、縁起が悪いなど昔からの考えもありますが、実際にはマナー違反になるわけでもなく気にせず参拝してもいいということがわかりました。
ただ生理中は精神的にも体力的にも不安定となっているため、自身の体調と相談をしながら無理をしないようにしようということですね。
これまで生理中の参拝について迷っていた方は、自身の体調と相談しながら参拝へ出かけて見てください。