里帰り出産は、出産前から産後まで、しばらくの間お世話になりますよね。
大体1ヶ月から長いと4ヶ月くらいです。
その間、光熱費や食費なども実家に負担をかけてしまうばかりではなく、生まれたばかりの赤ちゃんのお世話を頼むこともあるでしょう。
実の両親とはいえど、しっかりとお礼はしたいものです。
そこで今回は里帰り出産のお礼を渡すタイミングや渡し方などについてご紹介していきます。
里帰り出産で実家にお礼は必要か?
里帰り出産をしても『お礼って本当に必要なの?』と思っていたり、『うちの親はお礼として渡しても受け取ってもらえないのが目に見えている』などという人もいるのではないでしょうか。
里帰り出産は、短くても産後~1ヶ月検診が終わるまでや、長ければ4ヶ月くらいお世話になる人もいます。
実の娘とはいえど今では別に家庭を持って、両親から独立をしている身です。
しっかりとお礼をすることで、両親から独立をして大人になっているのだということを再確認する機会でもあります。
お礼は絶対にしなければいけないという決まりはありませんが、里帰りしている間は自分と赤ちゃんの分の光熱費や食費も必要になりますよね。
また、産後すぐということもあり洗濯などの家事も両親に負担をかけてしまうこともあるため、感謝の気持ちを伝えるという意味で、お礼を用意しておくことをおすすめします。
また、実家の両親へ依存している関係ではなく、普段の生活で必要な時には頼ることができ、必要な経費はきちんと渡すなどと、お互いを支えるような新しい親子関係に変化していけるチャンスでもあります。
そういった意味でも、お礼は準備しておく方がいいでしょう。
里帰り出産のお礼は誰が渡す?
里帰りをする時に旦那さんと一緒に帰省をしたら、娘からではなく旦那さんから「妻と子供がお世話になります」とお礼金を渡すのを礼儀と考えている旦那さんは多いようです。
実際に、里帰り出産をした時のお礼を「お嫁さんがお世話になります」という意味を込めて、旦那さんから奥さんの実家の両親に渡すという習慣がある地域や家庭もあります。
自分の実家だから…と一人で決めるのではなく、旦那さんとしっかりと相談をして金額や渡す人を決めましょう。
また、里帰り出産で実家にお礼を渡すつもりで、夫婦で話し合った金額を準備していても、「実の娘なんかだからお礼なんてしなくていい」という方も大勢いらっしゃいます。
しかし、もし受け取ってもらえないということがわかっている場合も、初めから渡さないと決めるのではなくお礼の準備はしておきましょう。
「旦那さんからのお礼の気持ちだから受け取って」と一度は渡してみると良いですよ。
そして、 お世話になる場所は自分の実家だけではなく、義実家でお世話になるという方もいることでしょう。
どちらの場合でも、お礼を渡すのは旦那さんにお願いするといいでしょう。
自分の実家であっても旦那さんの実家であっても、旦那さんからお礼を渡すことで断られにくいです。
また、もし里帰りをしなかったとしたら旦那さんが新生児と産後のお母さんのお世話をしなければいけないことになりますよね。
旦那さんから「よろしくお願いします」という気持ちを込めて渡すようにすると、どちらの実家の両親でも受け取りやすくなるため、旦那さんからお渡しすることをお勧めします。
しかし、夫婦の両家の習慣や風習などが違うこともありますよね。
事前に両方のお母さんなどに確認しておくと、トラブルを防ぐことができます。
里帰り出産でお礼を渡すタイミングはいつがいい?
渡すタイミングとして、里帰り出産で里帰りした初日に渡すのがベストです。
お礼だからと最終日に渡すのがいいのでは、と考える人もいることでしょう。
しかし、生活費などはお世話になる初日からかかりますよね。
なので、先に渡しておくのがおすすめですよ。
また最終日に渡すなどすると、「実の娘からかしこまったお礼などはいらない!」と断る両親も大勢います。
そのため、 里帰りのお礼としてお金を準備するのであれば、初日に渡しておくことでお世話になっている間に、「では娘と赤ちゃんのために使わせてもらうね」 などと受け取ってもらいやすくなることもあります。
また帰省の初日、旦那さんと一緒に帰省できない場合、一人で帰省することになりますよね。
そのためお礼を自分で渡さなければいけないときも「旦那さんから『お世話になります。よろしくお願いします。』という言葉を預かってきた」と一言添えて渡すようにすると、旦那さんの礼儀正しさも伝えることができます。
実家の両親にも快く受け取ってもらえることでしょう。
里帰り出産のお礼は品物よりもお金がいい?
里帰り出産での実家へのお礼は、生活費などの負担を両親にかけてしまうということもあり、お金を渡す人が多いようです。
ですが実の両親には、お金だと受け取ってもらえない場合もあります。
そのため、お金ではなく何か品物を用意して渡すという方法を取るのもいいでしょう。
もし両親に好きなものや欲しいものなどがあるのであれば、お金ではなく、品物を準備することもおすすめです。
まず帰省する前に自分の両親の性格を考えて、お礼はお金にするのかそれとも品物にするのかを決めると良いでしょう。
里帰り出産のお礼の金額の相場はどのくらい?
里帰り出産をしたお礼として、お金を渡す場合の金額は、 それぞれの地域やご自身の経済状況によって変わってきますが、だいたい一か月あたり2万円から3万円ぐらいを渡すのが一般的な金額です。
なかには二人目の出産で 里帰りをする方もいるでしょう。
この場合上のお子さんも一緒に里帰りするのであれば、 1ヶ月につき子供一人5000円をプラスするといいでしょう。
里帰り出産のお礼を断られた時はどうする?
里帰り出産では、お母さんの実家に帰る時こそ、実家の両親にはお礼なんていらないと断られてしまうことがよくあるようです。
このような場合はまずは3回まで渡そうと行動をしてみましょう。
受け取ってもらおうという気持ちで行動することが大事です。
3回チャレンジしても受け取ってもらえない場合は一旦渡すのをやめましょう。
お金を準備していてどうしても受け取ってもらえない場合は、手紙などで感謝を伝えることもいいですよ。
実家の両親は、これから赤ちゃんにお金がかかるということを気にして「そのお金で赤ちゃんに何か買ってあげて」などと受け取らない場合も多いです。
なので、もし受け取ってもらえなかったとしてもショックを受けなくても大丈夫です。
またお世話になったぶん、何かお礼をしたいけど現金では受け取ってもらえない…という場合は、渡す予定だった金額分のお礼の品物を送るというのも一つの手です。
現金では受け取りにくいご両親でも、お礼に両親が欲しがってたものをもらえると喜んでもらえるでしょう。
まとめ
里帰り出産では、実家の両親には生活面で負担をかけてしまうことになるためできるだけお礼を受け取ってもらいたいものです。
旦那さんに渡してもらったり、現金では受け取ってもらえないのであれば両親の欲しがっていたものに変えたりするなど、品物をプレゼントをするのもいいですよ。
里帰り出産のお礼では、地域によってまたその家庭によっても考え方が違うため、ご両親の性格なども考えながら、お金を渡すのかそれともものにするかなどを夫婦で相談して決めるようにしましょう。
一番はお礼を渡すということではなく、しっかりと感謝の気持ちが伝わることが大事なのです。
これから里帰り出産を考えている方は、感謝の気持ちが伝えられるようにしっかりと準備をしましょう。