私が子供の頃、ウン十年前になりますが、ひらがなは小学校に上がってから、学校で教えてもらったものです。
今でも担任の先生が、黒板一杯に書いたひらがなの字を思い出すことができます。
時は流れて、我が家の子供たちが幼稚園に入ったとき、その幼稚園ではひらがなの学習時間が設けられており、衝撃を受けたものです。
ひらがなが読めるだけでなく、幼稚園の時点で書けてなくてはいけないのかと驚き、家で練習させたほうがいいのか、ドリルでも買ってやらせたほうがいいのか、少し慌てたことがあります。
ちなみに下の子の幼稚園では、幼稚園が漢字学習を取り入れており、これもまたびっくりして、時代は変わったんだな・・・と驚きました。
今の小学校の入学説明会では、自分の名前を読み書きできるようにしておいてほしいと言われました。
そうなると、ひらがなは幼児期から教える必要があるのか、読めないといけないものなのか、考えてしまうもの。
そこで今回は、幼児期にひらがなを学ぶにはどのようにしたらよいのかを我が家の経験談も交えながら紹介していきます。
幼児へのひらがなの教え方は?教えるのに最適なタイミングは
幼児期にひらがなを教えようとしたとき、どのタイミングで教えるか悩むものです。
さあ今日から勉強だよ!といって教えるか、はたまた学習系の習い事をさせるか、通信教育をさせるか・・・手段もタイミングもいろいろありますが、一番良いタイミングとしては「子供が文字に興味を示したとき」と言えます。
子供は興味のある物へ対しての情熱と吸収の速さは、大人から見てもすごいものです。
ちなみに我が家の子供たちは、幼稚園のお友達とお手紙の交換がしたくて、文字に興味を持ち始めました。
その他には、絵本の文字に興味を持った時、テレビなどの字幕を指して「なんてよむの?」と質問するようになった時、出かけた先などで看板に興味を示したときなどが適していて、「これはこんな風に読むんだよ」と教えてあげると、あっという間に覚えます。
書き方もそのタイミングで教えてあげて良いです。
最初は、書き順も形もめちゃめちゃで、文字によっては逆さであったり、左右反転の鏡文字であったりしますが、最初はあまり正しく書かせようと意識せず、文字を書くことの楽しさなどを味わえるようにしてあげると良いですね。
家の中で、ママやパパとお手紙を交換するのも楽しいですし、専用のノートや鉛筆、ペンなどを買ってくるのも特別感が出て楽しいです。
私は趣味でボールペン字をするのですが、下の娘は小さい時たまに一緒になってやっていました。
余談ですが、子供の書き始めの字というのは、この時期独特で、とてもかわいらしく、良い記念にもなりますので、我が家では、ファイルに数枚とってあります。
今でもたまに見ると、本当に懐かしく愛おしい思い出ですので、是非おすすめいたします。
幼児にひらがなを教えるときに助かる教材!
ひらがなに興味をもって書き始めたけど、そろそろ正しい書き方も教えたい、本人にやる気があるので、家庭学習としてすすめたいなど、それぞれのご家庭で、いろいろな事情があることでしょう。
我が家の下の娘は、高校生の上の子の真似をしたがり、お姉ちゃんがシャープペンシルを使っていれば、真似をして使って宿題をし、英語の学習をしていれば、見よう見まねでアルファベットと書くなど、おねえちゃんの真似っこがとても好きです。
上の兄弟姉妹がいる場合、簡単なひらがなのドリルをつかったりすると、お兄ちゃんやお姉ちゃんと同じことをやっている気持になるので、喜んで勉強します。
ドリルなどは、好きなだけ買ってやれるのが理想ではありますが、お金がかかることでもあり、そうもいきませんので、我が家では無料プリントや、ノートにドリルのように手書きしてやらせたりしました。
とはいっても、幼児期のひらがなの学習は、小学校などでの勉強と違ってノルマでも必須でもありませんから、遊びの延長上だと考え、取り入れてみましょう。
ひらがなが分かると、本に書いてあることが分かったり、お手紙が出せたり、出先で書いてあるものが読めたりして、子供の世界がとにかく広がりますので、子供は学びたがって、もっともっととどんどん吸収していきますよ。
世界を広げる手伝いをしていると思うと、親の私たちもわくわくしてきますね。
まとめ
今回はひらがなの教え方について考えてきました。
我が家の娘たちも小さい頃は、たどたどしいひらがなをあやつりながら、沢山の手紙をくれましたし、たくさん書いて見せてくれました。
今はある程度大きくなってしまい、特に上の高校生の娘から手紙をもらうなどもうありませんが、字を書き始めた当時を思い出すと、字が書けたときの誇らしい顔や、たどたどしい手紙、かわいい形の文字たちを思い出して、あたたかいきもちになります。
みなさんの家でも、子供たちが文字に興味を示し始めたら、楽しみながら学習して、いろいろなものを書いていってくださいね。