甘酸っぱくて美味しいいちご。あなたも好きですか?
私の地域では安い時でも300円ほどしますし、クリスマスのシーズンなんかは、ついこの前まで300円ほどしたものが倍ぐらいの値段になっている! とびっくりすることもよくあります。
特売などでは普段よりも安くなっているため少し多めに買ってしまったり、一気に食べるのは勿体ないからと少しずつ食べていると、気付いた時には傷んでしまっていた…ということもあるのではないでしょうか。
また、スーパーなどでいちごが売られているときは、よく常温で販売されていますが、買ってきたいちごもそのまま常温に置いておいてもいいものなのでしょうか。
今回はイチゴの日持ちや長持ちさせる方法などをご紹介していきます。
目次
いちごの日持ちは冷蔵庫だとどのくらい?
いちごの日持ちは、冷蔵庫保存でも4~5日です。
保存期間は品種によっても若干違ってきます。
・豊のか・・・果肉が柔らかいため傷みやすい
・あまおう・・・追熟する品種
・さちのか・・・果肉が片目なので日持ちする品種
たくさんあるいちごの品種の中でも、多くの方が知っているであろう品種の特徴です。
品種によってもこのようなことから若干保存期間は変わってきます。
あまおうは追熟すると紹介しましたが、いちごはほとんどが追熟しない品種ばかりです。
そのため、赤みが足りないまま購入してしまうと、放置していてもこれから甘みが増えるということはありません。
そのため購入したらできるだけ早めに食べる方がいいと言えるでしょう。
いちごは常温保存できない?
イチゴはとても傷みやすい果物の一種です。
いちごの保存に常温では温度が高すぎてしまうため、半日ほどしか持ちません。
常温に置いておくことで、腐敗したり、カビが生えてきたりすることもありえます。
いちごの保存に適切な温度は3℃~5℃ほどです。
そのため、日持ちさせるためには常温ではなく冷蔵庫の野菜室に入れておくのが適切です。
寒い地域に住んでいる方は、暖房の効いていない部屋や廊下などに置いておくのはギリギリ大丈夫かもしれませんが、それでも長くは日持ちしないと考えておいた方がいいでしょう。
いちご常温保存する方法とは?
冷蔵庫に入り切らないほどのいちごをもらったときや、特売などで安くなっていて大量買いしてしまった・・・というときには、収納に困ることから常温で置いておけたらいいですよね。
ですが先ほどいちごをそのまま常温で保存するのは難しいと紹介しました。
そんなときは、大量のいちごもジャムにしてしまえば常温保存をすることが可能になります。
あまり冷蔵庫に入り切らないほどのいちごがあるという機会も少ないかもしれませんが、もしこのような場合になった時は、いちごのジャムを作ってみてはいかがでしょうか。
ジャムは作るときに砂糖を大量に使うため、長期保存ができるんです。
販売されているジャムと比べて、手作りの場合はどうしても衛生環境が不十分であったり、市販のジャムのように保存料も使用しないため、早めに食べることに越したことはありません。
それでも生のまま常温保存しておくよりは、ジャムにして常温保存しておくほうが確実に長持ちします。
もし手作りジャムを作って保存する場合には、保存する瓶などをしっかりと煮沸消毒をして、いちごよりも多い量の砂糖を使って作ることで、冷蔵庫に保存しておかなくても常温で置いておくことが可能になります。
また、大量のいちごがあっても、ジャムにすることでカサが減るため、どちらにしても冷蔵庫に詰め込むこともできるようになるのでおすすめです。
イチゴを冷蔵庫保存で長持ちさせる方法!
冷蔵庫で保存している場合、日持ちは4~5日程しますが、丁寧に扱い保存することで一週間程度まで保存期間を延ばすことが可能です。
1.洗わずそのまま保存
冷蔵庫に入れて保存する場合は、いちごを洗ったりヘタを取ったりせずにそのまま保存しておきます。
洗うことでいちごに水分がついてカビの原因になったり、擦れて傷みを早くしてしまいます。
また、ヘタを取ると乾燥が早くなってしまいます。
2.一段にして保存
スーパーなどで市販のパックに入れられた物を購入した時は、いちごが二段重ねになっていることが多いですよね。
保存期間を長くするには、一段になるように別容器に移し替えるようにしましょう。
いちごが重なっていたり圧力がかかっていると傷みの原因になってしまいます。
重ならないように工夫しておくことで保存期間を延ばすことができますよ。
3.一粒ずつキッチンペーパーに包んでおく
キッチンペーパーに包んでおくことでいちごの水分が蒸発するのを吸湿してくれるようです。
また、一粒ずつキッチンペーパーで包むのが面倒くさい!という方も、上にキッチンペーパーをかけるだけでもいちごの水分の蒸発を吸湿してくれますよ。
4.ヘタを下向きにしてラップかキッチンペーパーを上にかける
ヘタを下にして保存することで潰れにくくすることができます。
いちごの重みで先端などの潰れやすい所が潰れて痛みを早くすることを防いでくれます。
いちごを美味しく食べるポイント
冷蔵庫で保存しておくこと!
いちごは収穫されてからも呼吸をしています。
なので、収穫後も少しずつ糖分を消耗していっています。
また高温になると呼吸作用が高まり、その分糖分を消耗してしまうため甘味が落ちてしまうのです。
そのため冷蔵庫で低温保存しておき、長く放置せずに、糖分がどんどん消耗されていかないうちに食べるようにしましょう。
冷たすぎると甘味が感じられない
冷蔵庫で冷やしておくといいと紹介しましたが、冷蔵庫から出してすぐに食べてしまうと冷たすぎるので、いちご本来の甘みを感じることができません。
いちごの温度が高い方が、より甘さを感じやすくなると言われています。
これはいちごだけに限らず、甘みが特徴である果物全般に言えることなのですが、冷蔵庫で冷やして冷たいまま食べるより、常温で食べた方が甘みを感じるんです。
そのためいちごの常温保存は難しいですが、買ってきたいちごをすぐ食べると言う場合には、わざわざ冷蔵庫で冷やして食べるのではなくそのまま食べた方が、よりいちごの甘さを感じることができるでしょう。
いちご本来の甘みを感じながら美味しく食べるには、冷蔵庫から出したら少し放置して温度が上がるのを待ちましょう。
それからさっと洗って食べると美味しく味わうことができますよ。
いちごの栄養を逃さないために
いちごは食べる前に洗うと思いますが、食べる直前にザルに入れて洗うようにして、洗った後にヘタを取り除きましょう。
この時長く水につけたりしてはいけません。
そして洗う前にヘタを取っているという方もいるかもしれませんが、洗う前にヘタを取ってしまうとビタミンCが流れてしまうため、洗った後にヘタを取るようにしましょう。
まとめ
いちごの旬の時期は甘くて美味しいですから、安くて少し多く買ってしまった時も最後まで美味しく食べたいものですよね。
いちごは常温では傷みやすいです。
日持ちもせず、すぐに腐ってしまったりカビが生えてしまったりするため、常温保存はやめておくことをおすすめします。
いちごに最適な3℃~5℃の温度を保つことができる野菜室などに保存し、どうしても常温で保存したいという場合には、ジャムに加工するなどして工夫をしましょう。
少しの手間で、美味しく長持ちさせることができます。
いちごの旬の時期には皆さんも是非参考にして、美味しいいちごをたくさん味わってくださいね。
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