ぶどうは甘くて美味しい果物で、日本でもさまざまな種類が販売されていますよね。
そこで気になるのは、ぶどうとマスカットの違いです。
白いものがマスカットと思ってらっしゃる方は多いですが、実はそうではありません!
白ぶどうはぶどうであり、マスカットとは異なるものなのです。
では、この二つはどういった違いがあるのでしょうか?
意外と知らないぶどうとマスカットの違いについてまとめてみました。
マスカットはぶどうの一種だった!
まず、ぶどうとはブドウ科ブドウ属のつる性落葉樹、およびその果物をさします。
ぶどうの種類は10000以上あり、マスカットもその一つなのです。
ではマスカットとは何なのか。
実はマスカットとは地中海原産のぶどうの一種であり、ムスクに似た香りをもっているために「マスカット」と名付けられているのです。
そして、このマスカットにも種類が沢山あります。
日本でもよく売られているマスカットは黄緑色の皮をしていますよね。
これは「マスカット・オブ・アレキサンドリア」という種類のもので、日本でマスカットといったらほとんどがこの品種なのです。
つまり、産地がアメリカである白ぶどうとマスカットとでは全然違うものなのです。
単純に色の違いだけではなかったのですね、これにはびっくりです。
マスカットは皮のまま食べられる!ぶどうとの違い
ぶどうとマスカットの違いは産地だけではありません。
日本でもよく食されるぶどうは、皮をむいて食べるのが一般的ですよね。
ですが、マスカットは皮が薄いためそのまま食べられるのです。
そもそも、ぶどうは若いうちは緑色をしておりそれが徐々に赤や黒へと変化していきますが、マスカットは成長しても色に変化はありません。
ここも大きな違いですよね。
因みにマスカットの表面に粉のような物が付着していることがありますが、これは果粉と呼ばれる糖分やミネラルなので、安心して食べてくださいね。
新鮮な証拠なので、マスカットを購入するときは見てみてくださいね。
ぶどうとマスカットは栄養価に違いはあるのか?
ぶどうといえば、アンチエイジング、がん予防、動脈硬化予防など栄養価の高いイメージがありますよね。
それはマスカットも同じであり、栄養価にほとんど違いはありません。
主な成分は、糖、水分、カリウムであり、夏の暑い日などは、エネルギー補給や疲労回復にも効果的です。
カロリーも少ないので、お菓子を食べるよりも体に良いと言えるでしょう。
マスカットは無駄のない果物と呼ばれるほど、栄養価が高く果肉だけでなく皮や種にも栄養が含まれています。
また、ぶどうとの違いはビタミンB1によって消化吸収が良いという点です。
赤いぶどうは食べすぎると、胃がもたれるイメージがありますが、マスカットはその心配はいりません。
皮ごと食べられるのには、こういった理由もあるのです。
ぶどうは品種がいっぱい!マスカットも種類がたくさんある!
ぶどうとマスカットでは産地や品種が違うことが分かりましたね。
赤、黒、白と種類豊富なぶどうなので、お気に入りの味を探すのも楽しそうですよね。
日本ではあまり皮ごと食べるのはメジャーではありませんが、アメリカではマスカットや白ぶどうが一般的なので、皮ごと食べるのがほとんどなのです。
それにしても、ぶどうの種類がこんなに沢山あるのには驚きました。
更にはマスカットにも種類があるとなると、今まで食べてきたぶどうやマスカットが何なのかが気になってしまいますね。
因みにマスカットは黄緑色のイメージがありますが、赤みがかったマスカットの種類もあります。
栄養価にも違いはなく、栄養補給や疲労回復にも効果があるので、運動会や遠足のお弁当のデザートとしてももってこいな果物ですね。