子どもの運動会は家族にとっての大イベントですね。
でも、運動会の場所取りも、多くのパパママとの争奪戦になる一大イベント。
なかにはトラブルになって嫌な思いをしてしまうケースもあるようです。
せっかくの運動会を素敵な思い出にするためにも、場所取りはスマートに済ませたいですよね。
そこで場所取りに最適なシートの選び方や敷き方をご紹介します。
シートの選び方
まずはレジャーシートの選び方が肝心です。
親子三人なんだから子ども用のシートで…なんて思っていませんか?
子ども用レジャーシートではくつろげない
保育園や幼稚園によっては、規模によって午前中で終わることもあります。
大規模な園では、午前と午後に分かれていることもあります。
でも、朝からお昼過ぎまでかかるところが多数派ですよね。
行事重視の園だと、早朝から夕方までかかることもあります。
となると、必要なのが「お弁当」です。
子ども用の小さなレジャーシートは、大人2人が並んで座れても、3人でランチを囲むことはできません。
一度、部屋の床に新聞紙を並べて、その上にアウトドア用のバタフライレジャーテーブルを置いてみてください。
さらに、その周囲に出席する家族全員が座ります。
その上、カメラやお弁当用のクーラーボックスなどの荷物が乗ります。
新聞紙は何枚必要になりましたか?かなり必要ですよね。
運動会当日は、それだけのスペースが必要になるということなのです。
クーラーボックスや今必要ではない荷物なども、別のところへ置くことはできません。
基本的に、自分たちがレジャーシートで確保したスペースがすべてです。
薄手のシートだけでは冷える&お尻が痛くなる
運動会が開かれる場所によっては、薄手のシートだけでは座っている間にお尻が冷えたり、痛くなったりします。
もともと腰痛や膝の痛みがある方には、耐えがたい時間かもしれません。
またお昼を食べる時、子どもが痛がることもあります。
待機時間をレジャーシートでほとんど過ごす予定なら、レジャーシートの厚みは重要です。
よいレジャーシートの選ぶコツ
では、どんなレジャーシートを選べば快適に過ごせるのでしょうか。
トラブルに巻き込まれずに済む方法も合わせてご紹介します。
レジャーシートは一枚で場所取りしようとしない
レジャーシートは1枚で場所取りをするのではなく、重ねて置いて場所取りをしましょう。
薄いシートがペラリと1枚敷いてあるだけでは剥がしやすく、上によその家のシートがかぶりやすくなります。
四方からシートに侵入されると、座る場所も無くなってしまいます。
トラブルが多い、ママ同士の派閥が強く先生も抑え込めない園では、集団で席とりをするので、ひどいと簡単にはがされて無かったことにされてしまう場合もあるようです。
そのため、レジャーシートには必ず大きく記名し、下敷き用と本格的シートの2枚を用意することをおすすめします。
腰やお尻の痛みを防ぐためのコツ
先ほどレジャーシートは2枚敷きがおすすめとご紹介しました。
その敷き方で、腰やお尻に負担がかかることを少しでも防ぎましょう。
下敷き用のレジャーシートは、ブルーシートのような大判のものがおすすめです。
人数が増えても対応できますし、大きければ折ればOKです。
上に敷くシートは分厚いものを選びましょう。
現在はかなり分厚いレジャーシートが販売されています。
クッション性の高いものを選ぶと、座っていてもお尻が痛くなりにくく下が多少砂や石でゴツゴツしていても感じにくくなりますよ。
また腰痛防止のためにクッションや座布団を持参するとより楽に座れます。
トラブルになりにくいレジャーシートの敷き方
それでは、風に吹かれて飛んだり、知らないうちに他人に侵食されたり、はがされてしまいにくい、トラブル回避のための敷き方をご紹介します。
よく場所を確認し、決められたルールにのっとって敷く
園によっては最近ルールがきちんと決められているところがあります。
ルールにゆるい園、厳しい園とありますが、ルールは守るべきですよね。
そのため、レジャーシートを敷く際はしっかり場所を確認して、敷くべき場所を間違えないようにしましょう。
万一トラブルになりそうな時も、こちらがきちんとルールを守っていれば、園側に味方に付いてもらいやすくなります。
また、こちらも正々堂々対応しやすくなりますよね。
園から配布されたプリントや案内をしっかり読んでおきましょう。
レジャーシートには大きく記名しておく
人の心理として、「持ち主が分からないもの」は気兼ねなく動かせても、「誰のものか明確なもの」には手出ししにくいものです。
レジャーシートにはしっかり名前を書いておきましょう。
個人情報が不安、という場合は、地区名と苗字だけでも書いておくと勝手にはがされてどかされにくくなります。
四隅にしっかり重しをしておく
レジャーシートはまず薄手のものを敷き、次に厚手のものを敷きます。
そうしたら、四隅にペグを打ち込むなど、しっかり固定しましょう。
ペグとは杭のことで、シートに付属しているものもあります。
園庭にペグを打つことを禁じている園もあるので、確認してから使いましょう。
ペグを打ち込んだら、園庭の砂を入れたビニール袋や、水道水を詰めたペットボトルなどを結び付けて重しにします。
「簡単にははがすことができない」ものをどかせることは、かなり目立つ行為です。
さらに四隅にものを置いておくことで、他人のシートがじわじわと我が家のシート上に侵食してくることも防ぎます。
最初からテーブルを広げて載せておく
食事の時に使う折りたたみ式のアウトドア用テーブルがあるなら、最初から真ん中にドンと広げておきましょう。
もちろんテーブルも記名をお忘れなく!
ここまで準備したあと、一度帰宅するなどして完全に目を離す場合は、この状態をスマホなどで撮影しておくと安心ですね。
運動会などの場所取りでトラブルが多いかどうか、モンスターペアレントが多いかどうかは入園してみなければわかりません。
もしあまりにも多い場合は役員を引き受けて先生たちに訴えたり、転園を考慮することも方法のひとつかもしれません。