実家にお彼岸のお供えを、持って行くかどうか迷っていますか?
「そんなことしなくて、いいわよ。」
「他人行儀で水臭いよ。」
実家のお母様やお父様のなかには、そう言ってくださる人もいますね。
いくつになっても、子は子、ということなのですね。
私も、実家に行くときは、気が向いたら自分の食べたいものを持って行くなど…。
よく甘えていました。
このような態度は、どうなのでしょう。
今考えると、ちょっと反省するべきだったかなと思います。
今回は、実家へのお供えが必要かどうかについて考えていきます。
実家にもお供えは必要?手土産は?
お供えが絶対必要かというと、そういうわけではありません。
お供えがまったくいらないかというと、そういうわけでもありません。
では、どうしましょうか。
できるのであれば、持って行くことをおすすめします。
無理することはありませんよ。
ただ、お供えをきちんと持っていくと、実家の人たちも、喜ぶと思います。
口に出して言わなくても、「あぁ、一人前になったな」と思うでしょう。
お供えとは別に、手土産は必要でしょうか。
お彼岸にちょっとしたものを手土産として、持っていくことはあります。
ただ、実家の場合は、用意しなくても良いかなと、私は思います。
そこまでしてしまうと、かえって心配させてしまうかもしれません。
「何だか、よそよそしくなっていないか?」と。
いつもと違う、特別な思いがありますか?
その年に、実家の人たちに、何かお礼の気持ちを伝えたいことがありますか?
それなら、実家の人たちが喜ぶものを、持っていきましょう。
お彼岸のお供え物は何が良い?
実家の人たち、特にご両親の立場からみれば、何でも良いでしょう。
何でもうれしいと思います。
何でも、と言われると迷いますね。
おはぎ、もしくはぼたもちは、実家で準備することもありますよね。
準備されているなら、お供えは、それ以外から選びましょう。
もし準備していないのでしたら、おはぎでも良いです。
他には、お菓子、線香、ろうそく、お花というのが、よくあるお供えです。
実家ですから、何が良いか相談しても構わないと思いますよ。
くれぐれも、前の私のように、自分だけが好きなものを持っていかないように気をつけてくださいね。
お仏壇でお参りする人の、思い出や記憶がありますか?
もしあるのなら、好きだったものは何だったか、思い出してみてください。
食べ物でなくても良いのです。
思い出の品をお供えにしてください。
お墓やお仏壇が、きれいにお掃除されていたら、実家の人たちにお礼を言ってあげてくださいね。
もし、実家が忙しくてお掃除がまだなら、進んでお手伝いしましょう。
お彼岸はあの世とこの世が、一番近くなる日と言われています。
お掃除してくれたり、お供えしてもらったら、ご先祖さまはどう思うでしょう。
きっと喜ぶに違いありません。
掛け紙は必要?
お供えには、身内であっても、かけ紙をつけましょう。
白黒の水引の結びきりを選びます。
表書きは「御供」です。
買ったところで、包装するときに、「お彼岸のお供えです。」と言えば、たいていつけてくれるでしょう。
地方によって、白黒ではないところもありますので、確認しましょうね。
お供え物の金額はいくらが良い?
だいたい、3,000円~5,000円くらいのものを持っていくことが多いです。
いっそ、現金は?と思うかもしれません。
忙しくて準備ができないときもあります。
そのときは、現金でも良いかと思いますが、せっかくの実家への訪問です。
気心の知れた人たちなのですから、品物を選んでみましょう。
まとめ
実家にも、お彼岸のお供えを持っていってみましょう。
喜ばれますよ。
お供えは、何でも良いですが、できれば思い出の品物が良いですね。
あの世にいるご先祖さま、ご祖父母や、ご両親、兄弟姉妹、そして自分たち夫婦と、子どもたち。
みんながそろうのは、年に数えるほどしかない、ということも増えています。
お彼岸は、つながりを感じることができる時期です。
ご先祖さまにお礼を言い、故人の思い出を語り、楽しく過ごしましょう。