お彼岸のお供えとは別に、手土産も準備することがありますね。
訪問先に対して、ちょっとかしこまっているときや、目上の方などですね。
そんな気づかいができるなんて、素敵なことだと思いますよ。
あとは、渡し方です。
渡し方は、もちろん法律みたいに決められてはいません。
けれど、失敗して訪問先の人に不愉快な思いをさせたくないですよね。
渡し方がスムーズにできれば、訪問先からも好感を持たれます。
いつ、どこで、どのように渡すかをみていきましょう。
目次
お彼岸の手土産の渡し方は?いつ、どこで渡すの?
お友達の家に行くときは、気軽に「はい」と言って渡せます。
けれど、お彼岸の訪問先で、少し緊張した状態ですと、そうはいきません。
私も、手土産をお渡しするまで、気もそぞろになったことがあります。
あのときは、ごあいさつに集中できなくて困りました。
さて、お彼岸の手土産は、いつ渡せば良いのでしょうか。
玄関を開けてすぐに渡すのはアリ?
それはどうでしょう。
間違い、とまでは言えません。
早く渡してしまいたいですものね。
特に、お仏壇にお供えするものも持っているときは、そう思います。
私も実際に、手土産を受け取る立場になることがときどきありますが、玄関先ですぐに渡されることもあります。
そのことで、無礼とは思いません。
でも、もっとスマートな方法がありそうですよ。
お仏壇のある部屋に通された後がベスト
玄関先では、お彼岸のお参りのために来たことを告げて、軽くあいさつします。
その後、お仏壇のある部屋に通されます。
そこで、もう一度きちんと、案内してくれた人にあいさつします。
今日、お参りしようとするお仏壇をお世話している人です。
「いつも、ありがとうございます。」など、お世話してくれてありがとうという気持ちを伝えます。
そして、手土産を渡します。
手土産はどのように渡すの?
タイミング良く渡せても、紙袋を相手に突き出したらどうでしょう?
今までの丁寧な訪問が台無しになりかねません。
では、どのように渡しましょうか。
風呂敷VS紙袋
風呂敷を使う人は、少なくなりました。
私もときどき手土産を受け取ることがありますが、風呂敷に包んでお持ちになる人は、そのうちの1割もいません。
でも、風呂敷は実は便利で、いろいろなものを包めます。
わかってはいるのですが、私が持っていくときも使わなくなりました。
風呂敷は大切な中身を汚れから守る入れ物です。
もし、お使いになるときは、風呂敷から出して渡しましょう。
紙袋はどうでしょう。
これも、最近は紙袋のまま渡されることが多くなりました。
年齢が上の人でも、紙袋のままがめずらしくありません。
でも、私が渡すときは、紙袋のままでは渡さないです。
紙袋から出して、渡します。
紙袋も、風呂敷と同じように考えれば、出した方が良いですよね。
渡したあとは、たたんで持ち帰りましょう。
相手の方が「こちらで処分しましょうか?」と言ってくれることもあります。
そのときは、素直に渡しても良いと思いますよ。
渡すときの向きも気になりますね。
明らかに、正面がどちらかわかるようなものは、正面を相手に向けて渡しましょう。
つまらないもの?
渡すときに、謙遜して言う言葉ですね。
「つまらないもの」という言葉は、最近はあまり聞かなくなりました。
「うちの近くの、昔からやっている和菓子屋の和菓子です」
「このところ、人気のあるバームクーヘンです」
など、具体的に手土産の内容を言ってくださる人が多くなりました。
もちろん、喜んで欲しい気持ちで言っています。
ですから、同じように手土産そのものについて言ってもいいと思います。
あるいは、「気に入っていただけるとうれしいです」と、自分の気持ちを伝えても良いでしょう。
まとめ
訪問先の人は、ご先祖さまのお仏壇やお墓をお世話している人ですよね。
日々のお仏壇のお手入れは、気を使っていることでしょう。
多くの親戚やお知り合いが、毎年訪れて手を合わせるのです。
きれいにしておこうと思いますよね。
その人に対する感謝の気持ちを表そうとしているのが、この手土産です。
ありがとうという気持ちを丁寧に、伝えましょう。
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