我が子が小学生になると、保育園時代と違って、人との関わり方やいいこと悪い事や、人の気持ちを考えることなど以外に、勉強も教えるようになります。
しかし、親にとって子供に勉強を教えるのはとても難しいですよね。
親は分かっていることですが、子供には分からないことを分かる様にする必要があり、教える親として責任を感じます。
「なんで分からないの?」「なんで覚えてないの?」なんて言っていませんか?
今回は、小学生に勉強を教える時に気を付けたいことをご紹介します。
小学生の子供に勉強を教える時に気を付けるポイント
1.終わるまで間違いを正さない
2.否定しない
3.他の子と比べない
4.初めから出来なくて当たり前
この4つに気を付けて詳しく説明していきます。
1.終わるまで間違いを正さない
宿題や勉強を見ていると、間違いに気づくことがあると思います。
しかし、他の問題を解いている時に、「ここ合ってる?ここ惜しいのに!」などと割って入ってしまうと、そこで子供の集中力が途切れてしまいます。
一生懸命問題を解いている途中に声をかけて、出来たところの間違いを正そうとしないことをおすすめします。
この場合は、最後まで終わってから見直しをする習慣をつけ、その見直しで間違いに気づかせてやり直しをするようにしましょう。
そうすることで、間違いや分からない事が分かる様になり、自分が出来る様になったという成長の喜びを感じさせてあげることができます。
2.否定しない
すでに習っていることや教えたことなどを間違えたり、簡単なミスで間違いをしたりという事は誰しもあることです。
あなたは、「前も間違えた!何回間違えるの!なんでこんなミスするの!」なんて言っていませんか?
子供は日々色んな勉強をしているなかで、新しい事ばかりです。
それを全部1度で覚えることは出来ません。
そこへ否定的な言葉を発すると、子供は勉強が楽しくなくなり、勉強から離れていってしまいます。
そうならないためにも、「これ出来る様になったんだね!ここは間違ったけどこっちは正解してるからすごいね!」と、褒めてあげましょう。
そうすることで、勉強を繰り返すと色んな問題が出来るようになる喜びを知る事ができ、勉強が楽しい!と思える様になりやる気につながりますよ。
3.他の子と比べない
成績がいい子も悪い子も色んな子が居ます。
我が子にはいい成績を取ってほしいというのも親心ですよね。
でも、決して「あの子はあんなに成績いいのにあなたはダメなの?」「あの子みたいにちゃんと勉強しないから覚えられない」など、比べる様なことはしてはいけません。
子供にも得意・不得意という物はあり、例え同じ兄弟でさえも全然違います。
周りと比べられるとさらに勉強が楽しくなくなり、「自分は勉強出来ない子」と思い、やる気も損なわれてしまうのです。
4.初めから出来なくて当たり前
自分が子供の頃はどうでしたか?
大人になってから当たり前に知って居ることでも、それは全て子供のうちに覚えて居るからです。
しかし、初めて知った勉強を1度で全部覚えていましたか?
そうではなく、実際は我が子と同じ様に何度も繰り返し勉強してからこそ覚えた事ばかりだと思います。
1度では覚えられないのだから、何回も間違えても当たり前ですし、授業を受けたから分かっているのが当たり前とは思わないことが重要です。
苦手な分野があれば、その勉強を繰り返すことでだんだん出来る様になります。
例えば漢字ですね。
漢字はとにかく漢字練習帳に何度も何度も同じ文字を書いてはいなかったですか?
それでもどんどん新しい漢字を学習し、どんどん難しくなっていくとせっかく覚えていた字が分からなくなった!という事もあります。
なので、新しい漢字を覚えながら忘れた漢字をまた覚えるの繰り返しだったと思います。
まとめ
小学生に勉強を教えるには、上でお話ししたようなことに気を付けなければなりません。
小学生では、これから大きくなって中学校や高校や大学に行く為の基礎の基礎を習っています。
中学校以上になると、漢字や計算やその他の基礎は知っている・理解していることが当たり前になっており、そこから勉強の幅がぐんぐん広がっていきます。
特に小学校1年生では、ひらがなやカタカナ、数字などを初めて勉強します。
それ以降は今度は漢字も出てきます。
生きていく中でも当たり前に知ってことを勉強しているときは特に、気を付けてあげたいですね。
色んな新しい勉強が始まり、子供たちも不安になっていることもあります。
そこで、勉強を教える時に親が気を付けてあげることで、勉強を頑張ろう!という気持ちに子供はなります。
『成績がいい子』『頭がいい子』になってもらいたいという気持ちは分かりますが、まずは子供が勉強をする事に苦痛を感じない環境にしてあげましょう。
そして、勉強をする事で色んな事を知る事が出来る、分からなかったことが分かる様になった・こんなに覚える事が出来るんだ!という喜びを感じさせてあげます。
「もっと知りたい」「もっと覚えたい」という気持ちになることが1番大事です。
そうすることで、成績は後からついてくるので、子供の勉強を見るときにはこのような事に気を付けてあげてくださいね。