赤ちゃんは生後2~3ヶ月ごろになると、乳児湿疹が出てお顔に赤いぷつぷつが出てくることがあります。
仕方ないとはいえ、あまり多いとちょっと可哀想になってきてしまいますよね。
そんな時は緑茶風呂を試してみましょう。
痒みを和らげる効果や、殺菌作用もあるのでやって良かった!という声が多くあります。
アトピー性皮膚炎にも効果があり、古くから家庭で親しまれている入浴方法なので、少しでも痒みを和らげたいと思っている方や、薬を減らしたいと考えている方に読んで頂ければ幸いです。
緑茶風呂って何?カテキンの効果とは
緑茶風呂とは茶葉を浴槽に入れる入浴方法です。
水道水にはわずかですが塩素が使われており、アトピーやアレルギーなどの痒みを伴う炎症には良いとは言えません。
ですが、緑茶にはカテキンが豊富に含まれているので、塩素と反応して分解してくれるのです。
このカテキンは、抗菌と殺菌の作用もあるので、湿疹や炎症のある肌にとってはとても嬉しい効果と言えるでしょう。
また、かきむしってじゅくじゅくした肌には黄色ブドウ球菌が増殖しやすくなりますが、カテキンはこれに対しても有効性があります。
他にも水虫の菌である白癬菌にも効果的なので、お肌の悩みはほとんど緑茶で解決できるといっても過言ではありませんね。
カテキン以外にも、緑茶にはビタミンCが含まれているので潤いのある肌作りにも役に立ちます。
緑茶風呂の作り方と入浴方法
緑茶は100均などで売られているティーパックや、安いもので大丈夫です。
大さじ2杯くらいをガーゼなどにいれ、茶葉が浴槽に散らばらないようにしましょう。
ティーパックであれば、そのまま入れてもOKですし、出がらしを使うのも良いでしょう。
高級な茶葉を使う必要は全くないので、家庭でも試しやすく続けやすいのが緑茶風呂の嬉しいところですね。
また、湯温は体温プラス4℃が効果的です。
気持ちよくゆったりとつかることができる温度であれば、疲れもとれやすくなるのでじっくりと身体を温めましょう。
緑茶には疲労回復の効果もあるので、赤ちゃんだけでなく大人にも効果的なのです。
入浴中に肌を優しくマッサージすることで、美肌の効果がより高まりますよ。
残り湯は放置すると浴槽が茶色くなる場合があるので、放置せずに洗い流してくださいね。
緑茶の代わりに出来る物は?カフェインが心配な場合
緑茶に含まれているカテキンが効果的だという話をしましたが、赤ちゃんの場合だとカフェインが心配だというお母さんもいるでしょう。
そんな時は、番茶がおすすめです。
番茶はカテキンが豊富である他、寝かせたものなのでカフェインの含有量が少ないのです。
緑茶以外のものだと炭もアトピー性皮膚炎に効果的です。
入浴する2時間前くらいから1~2キロくらいを袋にいれて漬けておきましょう。
すぐに入るよりも効果を発揮してくれます。
また、炭は1度使用しても乾かしてからまた使えますので、経済的でもありますね。
カテキン効果で赤ちゃんもママもお肌をつるつるに
緑茶風呂が美容と健康にとても良いことが分かったと思います。
これから夏場に入り、赤ちゃんは汗疹も出やすくなってきますので、緑茶風呂に入ってすっきりさせてあげてください。
ガーゼなどに緑茶を湿らせて、赤ちゃんのお肌を拭いてあげるのも効果的ですよ。
緑茶は添加物や香料を使っていないので、副作用などの心配もありません。
赤ちゃんにとってもママにとっても、お風呂はリラックスできる時間なので、ゆっくりつかって一日の疲れを落としてくださいね。
緑茶の中に含まれているテアニンによるリラックス効果は、心地よい入眠にも繫がります。
いつもと違った入浴方法は気分転換にもなるので、是非ご家庭で緑茶風呂のパワーを堪能してみてください♪