「寝る子は育つ」
こんなことわざがあるように、子どもの睡眠は健康に良いとされています。
「寝ないと背が伸びないよ!」と言う言葉もよく聞きませんか?
わたし自身、子どもによく言います。
これは科学的に根拠ある事実なんでしょうか。
もしくは昔の人が言い続けたような迷信みたいなものなのか。
とても気になるので調べてみました。
睡眠が大切といわれる理由
「早く寝なさい!」
「もう●時だよ!」
こんな風に怒られた記憶も、いま親になり、言ってる記憶もありますよね。
睡眠には成長ホルモンが大きく関係しています。
成長ホルモンが分泌されると身体が成長します。
親や学校の先生、大人たちが言う「早く寝なさい」には、睡眠中に成長ホルモンを分泌させるために早く寝なさい、という意味があるのです。
眠れば身長が伸びると考えている人は間違い!
寝ると成長ホルモンが分泌されますから、身長が伸びるという説は成り立つのではないか?と思いますよね。
睡眠には種類があります。
浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠。
2種類の睡眠を同じ扱いにしている人がたくさんいます。
身長を伸ばすことや身体の成長に必要な睡眠は深い眠りのノンレム睡眠なんです。
ノンレム睡眠の中にも、眠りの深さの度合いがあるらしく、一番深く深く眠っているときに、成長ホルモンがたくさん分泌されます。
だから「よく寝てるのに背が伸びない!」と言う人は眠りが浅いレム睡眠ばかりしているのかもしれません。
睡眠の時間より質が大事
リラックス状態で、自律神経が安定しているときのノンレム睡眠は、背を伸ばす成長に欠かせません。
眠りの浅いレム睡眠ガチの人は、ストレスがあったり、寝ても心底リラックスできていない可能性が高いです。
こんな睡眠では成長ホルモンは分泌されません。
質の良い深い眠りこそ、成長ホルモンが大量分泌され、身長が伸びるのです。
では、質の良い睡眠にするにはどうすればいいでしょうか。
- 就寝前にお菓子を食べない
- 就寝前にテレビを見たりゲームをしない
- 寝る前にゆっくり湯船につかり体をあたためる
- 部屋の電気は消すか豆電球ぐらいの明るさで明るいままにしない
これを実行すると、驚くくらい寝つきが良く、深い眠りに辿り着けます。
部屋が明るいと、脳が昼間と勘違いしてしまうのでできるだけ真っ暗な部屋で寝る方が効果的です。
ベッドに入ったのにゲームやスマホをいじってるなら今すぐやめましょう。
脳が冴えて眠くなりません。
結果、夜更かしをしてしまい、朝起きられなくなります。
質のいい睡眠のために日中気をつけること
やはりしっかり運動や勉強をした日は疲れてよく眠れますよね。
学校生活も睡眠に関係してきます。
教室にばかりいないで、休み時間は外遊びを積極的にすれば、運動と睡眠が重なりより、成長しやすくなります。
また、小さな子どもさんはお昼寝をします。
お昼寝を1時間以上もすると、夜なかなか寝つけません。
お昼寝は30分程度が理想です。
静かに寝てる間に家事をしたいですが、健やかな質の良い睡眠をとるためにも、少し早めに起こしましょう。
まとめ
子供の睡眠と身長の関係がないというわけではありません。
しかし、浅い眠りのレム睡眠を繰り返しても身長が伸びたりはしないということがわかりましたよね。
身長を伸ばすには、質の良い深い眠りであるノンレム睡眠が必要です。
そのためには、就寝前の飲食、ゲームやテレビを控える必要があります。
また、体の温度を上げると眠りやすいので、しっかり湯船に浸かって温まるお風呂の入り方も重要です。
このように考えると、普段から正しい生活リズムで暮らしてる人は特別な気遣いなどはありませんね。
健康的な暮らしが身長に関係しているという方が正しいかもしれません。