猫は雨が降ると、ほとんどの時間を寝て過ごします。
これは、狩りができない為に体力を温存しているのです。
なるべく無駄なエネルギーを使わないよう、狩猟動物としての本能がそうさせています。
現代でもその習性は受け継がれているので、雨の日は眠って過ごす猫が多いのです。
ですが、猫というのはそれぞれ違った性格を持っており、台風など急な悪天候では不安からついつい鳴く猫もいるのです。
いつもとは違った鳴き方をするため、不思議に思う飼い主さんもおられるでしょう。
また、猫が鳴きやまない!なんてこともありますので、今回はそんな時の対処法をご紹介しようと思います。
猫がかかる気象病の症状と安心させる方法!
低気圧になると、人間でも頭痛や関節が痛くなる方がいるように、猫も同様の症状に見舞われます。
これらの症状の総称として「気象病」という言葉が使われております。
元々、猫は人間よりも鋭い感覚を持っているため気象病にかかりやすいのです。
そして、繊細な動物であるが故に、台風になるとストレスから鳴くという行為を繰り返すのですね。
では、猫が鳴くのを止めるにはどうしたら良いのでしょうか?
以下のことに気を付けてみてください。
ストレスをためない
気象病では自律神経が乱れるため、パニックを起こしやすいのです。
お気に入りのおもちゃなどを使って、猫と一緒に遊んでみましょう。
また、抱っこしてあげたあり、撫でるなどの行為も安心感を得られるので効果的です。
台風の時は雷や強風で神経過敏になりがちなので、タオルケットなどにくるんでなるべく暗い場所を用意してあげることも大事です。
適度な運動
気象病の症状として血液の循環が悪くなり、むくみの症状がでる場合があります。
運動することによって、下がっていた血圧を上げることができるので、キャットタワーなどで遊ばせると良いでしょう。
また、飼い主さんがマッサージしてあげることで、筋肉や関節をほぐすことができますよ。
規則正しい生活を
台風のときは猫の食欲は低下しがちです。
また、ひどい場合だと水も飲まずおしっこが出なくなるなんてこともあるのです。
この場合は腎臓に何かしらの異常が出ていることが多いので、ご飯はいつもより柔らかめのものにするなど、工夫してあげましょう。
液状タイプのものだと、水分とご飯が両方とれますのでおすすめですよ。
台風がくるのが分かったら、事前に猫の持病などを含めて対策をとっておいた方が良いでしょう。
子猫の場合は鳴いて不安を知らせる場合が多いので、飼い主さんは不安を和らげてあげてくださいね。
猫の持病のチェックと低気圧の状況確認を
腎臓に疾患のある猫は気象病の影響を受けやすいです。
日ごろからストレスをためないように生活し、悪化しないように気を配りましょう。
台風のときは新鮮なお水をいつでも飲めるようにしておく事と、ご飯を複数用意しておくなど対策をとっておくと良いですよ。
また、最近では低気圧の情報がスマホのアプリなどで簡単にチェックできますので、ダウンロードしてみてください。
猫は子供と同じで、不安を鳴くことでしか伝えられません。
いつもと違った様子がある場合は注意が必要ですので、日ごろから猫がどのように生活しているか、何が好きなのかというのを把握しておきましょう。
飼い主さんも落ち着いて行動を
人間でも台風がくると不安になるものですが、猫のためにも飼い主さんは余裕のある行動を心掛けましょう。
心細さや恐怖心など、猫は敏感に察知するものです。
「ここにいれば、大丈夫だからね」と猫が安心できる状況をつくってあげてください。
気象病は飼い主さんと一緒に遊んだり、スキンシップをとることで症状も落ち着きますので慌てないようにしましょう。
早く雨が止むといいですね♪