子供の習い事先にお歳暮を贈りますか?
私の親世代は、お歳暮を渡すことが当たり前だったらしく、お歳暮をしていないと言うと信じられない!と叱られたりします。
習い事により、先生が固辞されるところもあります。
また、習い始めたばかりの場所だと、まだ話をするお母さんもいなくて、みんなどうしているかわからないですよね。
どちらがいいのかな?
みんなどうしてるのかな?
みんなお歳暮を贈らない中、自分だけ、と言うのは嫌だし、みんなお歳暮を送っているのに自分だけ贈っていない、と言うのも嫌です。
前に習え、としてしまった方が楽。
マナーとして、本来お歳暮は贈るものかどうか調べてみました。
子供の習い事の先生の考えによるお歳暮の受け止め方
私自身、習い事の先生になります。
考えてみた時、お歳暮は基本的に受け取りません。
ギリギリ、みんなで食べられるお菓子詰め合わせとかなら、子供たちとみんなでいただく、としています。
逆に、時の挨拶やお中元お歳暮をきっちりと、日本の文化として重んじるタイプの習い事の先生もいるでしょう。
しかし、絶対にお歳暮をしないといけない義務はありません。
贈らなかったからといって我が子が不遇を受けるような習い事ならば辞めた方がいいです。
物を贈るだけが感謝ではないはずです。
普段の話ぶりや態度から、ありがとうございます、と十分感じられるんで、私みたいなタイプは改まられると「きちんとした方なんだな」と思うくらいで、もちろん習い事に対する子供たちへの差をつけたりしません。
習い事の先生へのお歳暮の相場
私も1人だけ、子供絡みの習い事の先生にお歳暮を贈っています。
並ならぬ力を入れてくださっているので、お願いしてでも受け取ってもらいます。
母に最初相場を聞いたら、月謝分の商品券と何か菓子折りでもつけなさいと言われました。
調べているとやはり月謝分というのが多いです。
自身より歳上の方に対して、金券類はタブーとされていますが、今も昔も「先生の好みはわからないので失礼ですが、金券を包ませていただきました」と、手紙などを添えて発送するか、直接この様に言いながら手渡しするかにしています。
お歳暮を贈る意味と配慮・渡し方
お歳暮は、1年間大変お世話になりました、ありがとうございました、という意味があります。
そう考えると、習い事に限らず多数の方に渡さないと!と思ってしまいますよね。
どんな関係性でも、基本的には周りに合わせた方が良い場合が多いです。
また、一度渡すだけならばずっと渡さない方がいいかもしれません。
一度渡したらやはりお世話になっている間はずっと渡すべきです。
辞める時は「御礼」として、辞める月に今までの感謝を伝え、渡しましょうね。
お歳暮や御礼は、普通、人目につかない場所で渡すものです。
先生は人前で堂々と渡されたりすると困るし、嫌がる傾向があります。
色々な考えの親御さんがいるため、お歳暮を贈らない方がそのシーンを見てどう感じるか、考えてみてください。
先生の立場になって、受け取りやすいシーン、タイミングで渡すようにしましょう。
まとめ
最初にもお話ししましたが、一番大切なことは「ありがとうございます」という気持ちです。
お歳暮はそれを物にして渡す日本の風習。
紐解けば、先生への感謝が込められているのです。
お歳暮よりも、御礼の方が自分の気持ちに適切であるなら、御礼と書いて贈っていいくらい、基本的にはいつもお世話になっている子供たちの気持ちを代弁してるんです。
これだから喜ばれないかな?とか、そんな風に自身のために考え、贈ってくれたことがもう嬉しいんです。
先生も人間ですから、感謝されて悪い気はしません。
引っ越しや始めたばかりでわからない場合は、皆がいない場所でこっそり渡してみてください。
その時の反応で、だいたい皆がどうしているかはわかると思います。