離乳食が始まり、赤ちゃんが十分に食事で栄養が取れるようになってきたら卒乳時期でしょう。
昼間のミルクがなくなり、残るは夜だけなのだけど、なかなか上手くいかないというお母さんもいるでしょう。
今回は夜間の授乳をどうやって減らしていったら良いのか、無理なく卒乳するためのポイントやコツをまとめてみました。
卒乳することによって、お母さんの身体的負担も大分軽減されるので、頃合いを見て初めてみましょう。
卒乳のやり方~卒乳のための準備と寝る前の過ごし方
卒乳時期にぶつかる壁といったら夜泣きによるものが多いでしょう。
赤ちゃんがなかなか寝てくれずに、結局授乳を再開してしまうなんてこともあります。
では、どのようにすればスムーズに卒乳できるのでしょうか?
以下のことに気を付けてみましょう。
・生活リズムを整える
日中の生活はなるべく外に出て、お散歩や公園などで思い切り遊ばせましょう。
昼間は沢山動いたほうが、夜もぐっすり眠ってくれます。
また、お昼寝時間を短くするなどの工夫も大事です。
・部屋を暗くして眠る準備を
寝る前にTVやスマホなどを見せるのはやめて、刺激を減らしておきましょう。
寝室の照明を暗くして、カーテンをひいていつ寝ても良い状態にするのです。
しばらくは歩き回る赤ちゃんもいますが、満足すると大人しくなるのでそっと見守ってあげましょう。
この時、周りにおもちゃなどを置いておくと踏んずけてしまったり、遊びが長引いてしまったりするので、布団の周りに置くのはやめましょう。
・水分補給をする
なかなか寝付かないという場合は、おっぱいやミルクではなくストローやマグで麦茶や白湯などを与えてみましょう。
唇に何か触れているだけでも安心するので、けっこう簡単にすんなり寝ることがあります。
これ等のことに気を付けておくと、夜に目が覚めることも減ってくるでしょう。
起床時間もなるべく規則正しくするように気を付けてみてください。
生活リズムを整えることで、お母さんも夜ぐっすり眠れるようになるので参考にしてくださいね。
夜泣きしてしまった時の対処法は?
もしも夜泣きしてしまったら、すぐに授乳するのではなくて背中をさすってあげたり頭を撫でてあげるなどしてみましょう。
ずっと抱っこは大変なので、横になりながらで大丈夫です。
それでも寝ない場合は、マグなどで水分補給をさせ落ち着かせてあげましょう。
一度、卒乳すると決めたら夜泣きしても授乳をするのは控えましょう。
大泣きすればおっぱいがもらえると赤ちゃんが覚えてしまうからです。
なかなか大変かと思いますが、慣れればぐっすり寝てくれるようになるので、諦めないでくださいね。
おしゃぶりやヒーリングミュージックをかけるなどの工夫をするのも効果的ですよ。
昼間から夜へ・・・卒乳は段階を踏んでゆっくり進めよう!
卒乳のタイミングは赤ちゃんの成長によっても違いますので、焦らずに進めたほうがスムーズにいきます。
離乳食から始まり、昼間のミルクがなくても大丈夫になってから夜の卒乳へと移行すると良いでしょう。
また、最初は夜中に起きてしまうことがありますが、そこですぐに授乳せずにおしゃぶりを使ったり、トントンしてあげるなどして寝かしつける事が大事です。
もし卒乳を決めたのなら、赤ちゃんにも「今日からおっぱいなしにしようね~」などと声をかけてみるのも良いでしょう。
1歳になったら卒乳をと言われてはおりますが、栄養的な面で大人と同じように3回食で栄養をとることが大事という事なので、焦る必要はありません。
授乳は赤ちゃんとお母さんの絆を深め、安心感を得ることができるので、お子さんにあったタイミングとやり方を見つけてあげましょう。